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特集04 詩・歌で作るめくれ挙がる思想的部屋デザイン
詩については色々な考え方があるようですが、ここでは「めくれ挙がる」ということが必要なことだと浅く覚えて下さい。例えば長年部屋に置いてある箪笥をどけたときに現れるホコリ、公園の石を持ち上げたとき沢山いるワラジ虫、医学では皮膚よりもその内側から判断すること、めくりとって現れる事実、この事実で部屋を構築しようという考えです
めくり取るまで事実は現れません、嘘つきに本当のことを話してもらうには言葉の嘘をめくり取って事実をあらわにします。「公園の石は嘘つき!ワラジ虫を隠している!」「人間ってひどいんだ!僕たち(ワラジ虫)の家を壊したんだ!」、誰でも何かをめくり取るとワラジ虫になります。嘘が真実に変わるとき知らなくても良いことを知ってしまうなどの悲劇=ワラジ虫になることがある。ワラジ虫にならないために大きい石が置いてあるのだと思います。もしかするといまこれを読んでいる人はまだワラジ虫じゃないかも知れません。事実に苦悩するワラジ虫の様な詩人になりたい人の為の特集です。
見るために両目を深く裂かんとすカミソリの刃に地平をうつし
〜寺山修司
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